今まで 10.1 を使用して気付いた事などです。
動作の速さ
言われている通り、反応の速さはかなり改善されました。 このくらいであれば使えるかなと思いました。
しかし、まだ遅いと思います。 あの虹色にクルクル回るカーソルがあらわれる事もありますし、長い時間ほとんど反応してくれない状態になることもありました。
DVD Player は再生中の操作に対する反応が 9.2.1 用のものよりはいいようです。
使い勝手
操作の反応が速くなったこともありますし、いろいろと細かく改善されているようで、よくなったと思います。
しかし、これもまだまだ不十分です。 時間的に余裕がないのでしょうけれども、もっともっとよく研究して作り込んでほしいと思います。 なんだか、ちょっと機能を付けてみました、という程度の作りになっている気がするのです。
特に Finder にはまだ問題が多いなと思いました。
安定性
iTunes の再生が安定しているなと感じます。 Mac OS 9.2.1 では Cube の USB スピーカーを使用しているからなのか、再生が引っかかる事があったのですが、10.1 では今のところそういう事がありません。 フルスクリーンでビジュアルエフェクトを表示させる切り替えを行う時に引っかかる程度です。
Internet Explorer はよく落ちます。 特にウインドウを閉じる時に落ちる事が多い気がします。 リンクをクリックしても反応しなかったり、描画が崩れたり、何も表示されなかったり、履歴がおかしくなったり... いろいろおかしくなる事があるようです。
OmniWeb 4.0.5 は日本語の表示がずれる?ようです。 そして、よく落ちます。 10.1 への対応を改善してほしいところです。
DVD Player も落ちた事がありました。
OS ごと落ちた事はありませんが、アプリケーションの安定度を上げてほしいです。 特に IE はよく使用するので、完成度を上げてほしいものです。
IE の印刷機能から PDF を作成すると色が変わってしまっています。 たぶん ColorSync との関連だと思われます。 同じ html ファイルを TextEdit で開いて、PDF を作成した場合には問題ありません。
これを試していて気が付いたのですが、TextEdit で html ファイルを表示させると、中にある画像の表示は ColorSync で調整された色になるようです。 そこまでやっているのですね。 これが Quartz の力なのでしょうか?
Classic 環境
GoLive の動きが遅いです...。
イベント処理の関係でか、操作不能に陥る場合があるようでした。
ディスプレイの ColorSync プロファイルを指定しても、Classic 環境を起動した時には必ず一般 RGB プロファイルが選択された状態に戻ってしまうのは変わっていませんでした。 Classic 環境の中としては、これでよいものなのでしょうか??
原因は不明なのですが、Photoshop でファイルを開くのに異常に時間がかかる状態になった事がありました。
日本語の扱い
JIS X0213:2000 にも対応されて、扱える文字が大幅に増えました。 しかし、シフトJIS では扱えないようになっていました。 JIS の規格ではシフトJIS でのコードの割り当ても定義されています。 しかし、Mac OS では独自に使用しているコードと重なる部分があるので、単純に使えるようにはできません。 どうするのだろうかと思っていた部分なのですが。
ことえりはバージョンが3になり、JIS X0213:2000 にも対応しています。 新たに追加された文字も変換候補に出てきます。 シフトJIS を使用するほとんどのソフトでは、それらの変換候補はグレー表示になり、選択できない状態になります。 OS に付属の TextEdit では入力可能ですが、Apple Works や Word X Test Drive では入力できませんでした。 このグレー表示にする制御にはバグがあるようで、本来なら扱えるはずの候補がグレー表示になって選択できない状態になってしまう場合があります。
そうなってしまった場合には、TextEdit などで1度その候補を選択して確定すれば回避できる様です。
文字パレットには新 JIS 面区点表が増えました。 この表か、ユニコード表で新たに追加された文字が選択可能です。 文字パレットには関連文字を表示する機能も増えました。
関連文字に変換する機能も増えたのですが、関連文字が簡単に呼び出せると便利な場合もあるでしょうね。
caps lock キー:上げた時に「半角英字を入力」という設定にしていても問題なくなりました。 個人的にはこの設定で使用しているので、これはとても重要な改善です。
変換も賢くなったそうなのですが、確かによさそうな感じではありました。 でもやはり ATOK14 などに比べると劣ります。
しかし、ことえりの使い勝手は一番よいと思っているので、変換が賢くなってくれるのはうれしい事です。
かな入力パレット機能も増えました。 タブレットを使っている時に使えるかな?とちょっと思いましたが... 。 どのような使い方を想定して作成され多機能なのでしょうね? ヘルプの中にも説明が無いような...。
ことえりは、これからももっと強化してほしいですね。
Mail は日本語の扱いにかななり問題があったのですが、残念ながらまだ問題が残っています。 ワードラップの制御がまだだめです。 なぜ、こんなところが修正できないのでしょう。 他にいろいろ問題があり過ぎるのかな。(苦笑)