Mac OS X の rsync

Mac OS X 10.4 に付属する rsync は問題ありですね…

Mac OS X 10.4 になって、rsync も HFS+ 対応になったことになっていますが、試してみたら使えないなと思いました。 使い方にもよると思いますが。 問題は -E オプションを付けて extended attributes、resource forks、ACL を扱うようにした場合です。

まず、落ちる。(苦笑) これは単純にバグです。 ソースを見て調べたら簡単にみつかりました。

次に遅い。 あるパーティションを -E 無しで実行すると45秒くらいで終わるところが、-E を付けると13分くらいかかってしまいます。 この差は大きすぎます…。
これは調べたのですが厄介で簡単には直せそうにありませんでした…。 タイムスタンプが変わってしまうこと。 拡張情報の部分は必ず転送先側には無いと判断されてしまうこと。 この2つで本当は変化してないはずなのにほとんどのファイルが変化有りと判断され、時間がかかっているようです。

rsync はとても便利なユーティリティだと思うので、ぜひぜひ問題を解決して欲しいと思います。

バックアップをするのに使おうと思ったのですけれどね… 調べているうちにディスクが1台壊れました。(苦笑)

rsync の個別な対応ではなく、根本的に Mac 的な部分と UNIX 的な部分の統合をもっとうまく行うことを真剣に考えてもらいたいですね。